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資料館(鋼材・材料) >> 3.JISに規定される鉄鋼(金属材料)の種類・特性・用語など

みがき特殊帯鋼(S45CM、SK85M(SK5M)、SUP6M など)
引用元 : JIS G 3311:2004 みがき特殊帯鋼


  • JIS G 3311 みがき特殊帯鋼 − Cold rolled special steel strip

JIS規格に規定される、みがき特殊帯鋼
[S45CM、SK85M(SK5M)、SUP6Mなど]に
関して、JIS規格(日本工業規格)において、
上記のJIS規格から引用・抜粋した資料です。

ご利用に際しては、こちらのご注意もご
確認ください。

JIS規格関連ではこちらもご参考にどうぞ。
>> 資料館(公差)
>> 資料館(JISリスト)
>> 資料館(JIS用語)
>> 勉強部屋



みがき特殊帯鋼(S45CM、SK85M(SK5M)、SUP6M など)

1.適用範囲

この規格は、橋、みがき特殊帯鋼(以下、帯鋼という。)について規定する。ただし、帯鋼からせん断した切板についてもこの規格を適用する。


2.引用規格

付表1 に示す規格は、この規格に引用されることによって、この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は、その最新版(追補を含む。)を適用する。


3.種類及び記号

みがき特殊帯鋼は、38種類とし、種類の記号は、表1 による。

表1 種類の記号
区分 種類の記号 区分 種類の記号 区分 種類の記号
炭素鋼 S30CM
S35CM
S45CM
S50CM
S55CM
S60CM
S65CM
S70CM
S75CM
合金工具鋼 SKS2M
SKS5M
SKS51M
SKS7M
SKS81M
SKS95M
マンガン鋼 SMn438M
SMn443M
クロム鋼 SCr420M
SCr435M
SCr440M
炭素工具鋼 SK120M
(SK2M)
ニッケルクロム鋼 SNC415M
SNC631M
SNC836M
SK105M
(SK3M)
ニッケルクロム
モリブデン鋼
SNCM220M
SNCM415M
SK95M
(SK4M)
クロム
モリブデン鋼
SCM415M
SCM430M
SCM435M
SCM440M
SK85M
(SK5M)
ばね鋼 SUP6M
SUP9M
SUP10M
SK75M
(SK6M)
SK65M
(SK7M)
ページUP▲
備考: 括弧は、旧JISの種類の記号を示す。
参考: SK75M 及び SK65M は、5年後の見直し時に削除する予定。



4.製造方法

みがき特殊帯鋼の製造方法は、熱間圧延後に冷間圧延を行い、冷間圧延のままとするか、又は冷間圧延後に焼なましを行う。


5.化学成分
5.1 溶鋼分析値
みがき特殊帯鋼は、10.1 によって試験を行い、その溶鋼分析値は、表2 による。

5.2 製品分析値
注文者が製品分析を要求する場合、10.1 によって試験を行い、その値は、表2 の値に、JIS G 0321 の付表3 又は 付表4 による許容変動値を適用する。ただし、付表3 は、炭素鋼及び炭素工具鋼に適用し、付表4 は、合金工具鋼、クロム鋼、ニッケルクロム鋼、ニッケルクロムモリブデン鋼、クロムモリブデン鋼、ばね鋼及びマンガン鋼に適用する。
表2 化学成分 (単位:%)
区分 種類

記号
C Si Mn P S Cu Ni Cr Ni+
Cr
Mo W V 参考用途例
炭素鋼 S30CM 0.27

0.33
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.035
以下
0.30
以下
0.20
以下
0.20
以下
0.35
以下
- - - リテーナー
S35CM 0.32

0.38
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.035
以下
0.30
以下
0.20
以下
0.20
以下
0.35
以下
- - - 事務機部品、
フリクションプレート
S45CM 0.42

0.48
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.035
以下
0.30
以下
0.20
以下
0.20
以下
0.35
以下
- - - クラッチ部品、
チェーン部品、
リテーナー
S50CM 0.47

0.53
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.035
以下
0.30
以下
0.20
以下
0.20
以下
0.35
以下
- - - カメラなど構造部品、
チェーン部品、ばね、
クラッチ部品、座金、
安全バックル
S55CM 0.52

0.58
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.035
以下
0.30
以下
0.20
以下
0.20
以下
0.35
以下
- - - ばね、安全靴、缶切り
トムソン刃、
カメラなど構造部品
S60CM 0.55

0.65
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.035
以下
0.30
以下
0.20
以下
0.20
以下
- - - - チェーン部品、
木工用手引きのこ、安全靴、
ばね、事務機部品、座金
S65CM 0.60

0.70
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.035
以下
0.30
以下
0.20
以下
0.20
以下
- - - - 安全靴、クラッチ部品、
ばね、座金
S70CM 0.65

0.75
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.035
以下
0.30
以下
0.20
以下
0.20
以下
- - - - 座金、木工用手引きのこ、
事務機部品、ばね
S75CM 0.70

0.80
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.035
以下
0.30
以下
0.20
以下
0.20
以下
- - - - クラッチ部品、ばね、座金
炭素工具鋼 SK120M 1.10

1.30
0.35
以下
0.50
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.30
以下
- - - - 替刃、刃物、ハクソー、
シャッター、ぜんまい
SK105M 1.00

1.10
0.35
以下
0.50
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.30
以下
- - - - ハクソー、刃物、ばね
SK95M 0.90

1.00
0.35
以下
0.50
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.30
以下
- - - - ペン先、ぜんまい、ゲージ、
ばね、刃物、メリヤス針
SK85M 0.80

0.90
0.35
以下
0.50
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.30
以下
- - - - ぜんまい、ばね、刃物、
メリヤス針、ゲージ、
クラッチ部品、
木工用及び製材用帯のこ、
丸のこ、事務機部品
SK75M 0.70

0.80
0.35
以下
0.50
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.30
以下
- - - - ばね、刃物、クラッチ部品、
座金、靴底、ホーン
SK65M 0.60

0.70
0.35
以下
0.50
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.30
以下
- - - - ばね、刃物、ホーン、
木工用手引きのこ、座金、
靴底、クラッチ部品
合金工具鋼 SKS2M 1.00

1.10
0.35
以下
0.80
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.50

1.00
- - 1.0

1.5
0.2
以下
を含
有し
ても
よい
メタルバンドソー、
ハクソー、刃物
SKS5M 0.75

0.85
0.35
以下
0.50
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.70

1.30
0.20

0.50
- - - - 刃物、丸のこ、
木工用及び製材用帯のこ
SKS51M 0.75

0.85
0.35
以下
0.50
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
1.30

2.00
0.20

0.50
- - - - 刃物、木工用のこ、
木工用及び製材用帯のこ
SKS7M 1.10

1.20
0.35
以下
0.80
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.20

0.50
- - 2.0

2.5
0.2
以下
を含
有し
ても
よい
メタルバンドソー、
ハクソー、刃物
SKS81M 1.10

1.30
0.35
以下
0.50
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.20

0.50
- - - - 替刃、刃物、
ハクソー、シャッター
SKS95M 0.80

0.90
0.50
以下
0.80
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.25
以下
0.25
以下
0.20

0.60
- - - - クラッチ部品、はね、刃物
クロム鋼 SCr420M 0.18

0.23
0.15

0.35
0.60

0.85
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
0.25
以下
0.90

1.20
- - - - チェーン部品
SCr435M 0.33

0.38
0.15

0.35
0.60

0.85
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
0.25
以下
0.90

1.20
- - - - チェーン部品、事務機部品
SCr440M 0.38

0.43
0.15

0.35
0.60

0.85
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
0.25
以下
0.90

1.20
- - - - チェーン部品、事務機部品
ニッケル
クロム鋼
SNC415M 0.12

0.18
0.15

0.35
0.35

0.65
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
2.00

2.50
0.20

0.50
- - - - 事務機部品
SNC631M 0.27

0.35
0.15

0.35
0.35

0.65
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
2.50

3.00
0.60

1.00
- - - - 事務機部品
SNC836M 0.32

0.40
0.15

0.35
0.35

0.65
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
3.00

3.50
0.60

1.00
- - - - 事務機部品
ニッケル
クロム
モリブデン鋼
SNCM220M 0.17

0.23
0.15

0.35
0.60

0.90
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
0.40

0.70
0.40

0.65
- 0.15

0.30
- - チェーン部品
SNCM415M 0.12

0.18
0.15

0.35
0.40

0.70
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
1.60

2.00
0.40

0.65
- 0.15

0.30
- - 安全バッククル、
チェーン部品
クロム
モリブデン鋼
SCM415M 0.13

0.18
0.15

0.35
0.60

0.85
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
0.25
以下
0.90

1.20
- 0.15

0.30
- - チェーン部品、トムソン刃
SCM430M 0.28

0.33
0.15

0.35
0.60

0.85
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
0.25
以下
0.90

1.20
- 0.15

0.30
- - チェーン部品、事務機部品
SCM435M 0.33

0.38
0.15

0.35
0.60

0.85
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
0.25
以下
0.90

1.20
- 0.15

0.30
- - チェーン部品、事務機部品
SCM440M 0.38

0.43
0.15

0.35
0.60

0.85
0.03
以下
0.03
以下
0.30
以下
0.25
以下
0.90

1.20
- 0.15

0.30
- - チェーン部品、事務機部品
ばね鋼 SUP6M 0.56

0.64
1.50

1.80
0.70

1.00
0.035
以下
0.035
以下
0.30
以下
- - - - - - ばね
SUP9M 0.52

0.60
0.15

0.35
0.65

0.95
0.035
以下
0.035
以下
0.30
以下
- 0.65

0.95
- - - - ばね
SUP10M 0.47

0.55
0.15

0.35
0.65

0.95
0.035
以下
0.035
以下
0.30
以下
- 0.80

1.10
- - - 0.15

0.25
ばね
マンガン鋼 SMn438M 0.35

0.41
0.15

0.35
1.35

1.65
0.030
以下
0.030
以下
0.30
以下
0.25
以下
0.35
以下
- - - - チェーン部品
SMn443M 0.40

0.46
0.15

0.35
1.35

1.65
0.030
以下
0.030
以下
0.30
以下
0.25
以下
0.35
以下
- - - - チェーン部品
ページUP▲


6.硬さ

焼なましを行ったみがき特殊帯鋼は、10.2 によって試験を行い、その硬さは 表3 による。ただし、冷間圧延のままのみがき特殊帯鋼の硬さについては、受渡当事者間の協定による。この場合の硬さの範囲を参考として 参考表1 に示す。

表3 焼なまし状態のみがき特殊帯鋼の硬さ
区分 種類の記号 ビッカース硬さ
HV
区分 種類の記号 ビッカース硬さ
HV
炭素鋼 S30CM
S35CM
S45CM
S50CM
S55CM
S60CM
S65CM
S70CM
S75CM
160以下
170以下
170以下
180以下
180以下
190以下
190以下
190以下
200以下
クロム鋼 SCr420M
SCr435M
SCr440M
180以下
190以下
200以下
ニッケル
クロム鋼
SNC415M
SNC631M
SNC836M
170以下
180以下
190以下
ニッケルクロム
モリブデン鋼
SNCM220M
SNCM415M
180以下
170以下
炭素工具鋼 SK120M
SK105M
SK95M
SK85M
SK75M
SK65M
220以下
220以下
210以下
200以下
190以下
190以下
クロム
モリブデン鋼
SCM415M
SCM430M
SCM435M
SCM440M
170以下
180以下
190以下
200以下
合金工具鋼 SKS2M
SKS5M
SKS51M
SKS7M
SKS81M
SKS95M
230以下
200以下
200以下
250以下
220以下
200以下
ばね鋼 SUP6M
SUP9M
SUP10M
210以下
200以下
200以下
マンガン鋼 SMn438M
SMn443M
200以下
200以下
ページUP▲

参考表1 冷間圧延のままのみがき特殊帯鋼の硬さの範囲
区分 種類の記号 ビッカース硬さ
HV
区分 種類の記号 ビッカース硬さ
HV
炭素鋼 S30CM
S35CM
S45CM
S50CM
S55CM
S60CM
S65CM
S70CM
S75CM
160〜230
170〜250
170〜260
180〜270
180〜270
190〜280
190〜280
190〜280
200〜290
クロム鋼 SCr420M
SCr435M
SCr440M
180〜270
180〜270
200〜290
ニッケル
クロム鋼
SNC415M
SNC631M
SNC836M
170〜240
180〜240
190〜250
ニッケルクロム
モリブデン鋼
SNCM220M
SNCM415M
180〜240
170〜240
炭素工具鋼 SK120M
SK105M
SK95M
SK85M
SK75M
SK65M
220〜310
220〜310
210〜300
200〜290
190〜280
190〜280
クロム
モリブデン鋼
SCM415M
SCM430M
SCM435M
SCM440M
170〜240
180〜250
190〜270
200〜280
合金工具鋼 SKS2M
SKS5M
SKS51M
SKS7M
SKS81M
SKS95M
230〜320
200〜290
200〜290
250〜340
220〜310
200〜290
ばね鋼 SUP6M
SUP9M
SUP10M
210〜310
200〜290
200〜290
マンガン鋼 SMn438M
SMn443M
200〜290
200〜290
ページUP▲


7.内部品質

みがき特殊帯鋼は、10.3 及び 10.4 によって試験を行い、その顕微鏡組織は、通常、一様な球状炭化物が分布し、網目状炭化物の残留及び著しい脱炭があってはならない。


8.外観

みがき特殊帯鋼は、表面が滑らかで、有害なひずみ、さび、きず、耳割れ、酸化皮膜などの欠点があってはならない。


9.寸法及び寸法の許容差
9.1 寸法
寸法は、受渡当事者間の協定による。

9.2 厚さの許容差
みがき特殊帯鋼の厚さの許容差は、A及びBに区分し、表4 による。この場合、注文者は、いずれの許容差によるかを指定しなければならない。厚さを測定する位置は、両耳から10mm以上内側の任意の点とし、幅が20mm以下の場合は幅の中央部とする。
表4 厚さの許容差 (単位:mm)
厚さ 厚さの許容差 A 厚さの許容差 B
幅200未満 幅200以上
500未満
幅200未満 幅200以上
500未満
0.10未満 ±0.008 - ±0.012 -
0.10以上 0.15未満 ±0.010 - ±0.015 -
0.15以上 0.25未満 ±0.015 ±0.020 ±0.020 ±0.025
0.25以上 0.40未満 ±0.020 ±0.025 ±0.025 ±0.035
0.40以上 0.60未満 ±0.025 ±0.030 ±0.035 ±0.040
0.60以上 0.90未満 ±0.030 ±0.040 ±0.045 ±0.055
0.90以上 1.20未満 ±0.040 ±0.050 ±0.055 ±0.070
1.20以上 1.60未満 ±0.050 ±0.060 ±0.070 ±0.080
1.60以上 2.10未満 ±0.055 ±0.070 ±0.075 ±0.090
2.10以上 3.00未満 ±0.065 ±0.080 ±0.080 ±0.090
3.00以上 4.00以下 ±0.080 ±0.090 ±0.090 ±0.100
ページUP▲
備考: 厚さ4.00mmを超えるもの及び幅500mm以上のものについては、受渡当事者間の協定による。

9.3 幅の許容差
みがき特殊帯鋼の幅の許容差は、表5 による。
表5 幅の許容差 (単位:mm)
厚さ 幅の許容差
幅200未満 幅200以上
500未満
0.25以上 0.60未満 ±0.15 ±0.25
0.60以上 1.20未満 ±0.20 ±0.30
1.20以上 4.00以下 ±0.25 ±0.40
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備考: 厚さ0.25mm未満及び厚さ4.00mmを超えるもの又は幅500mm以上のものについては、受渡当事者間の協定による。

9.4 横曲がりの許容差
みがき特殊帯鋼の横曲がり(1)の最大値は、任意の長さ2mにつき4mmとする。だだし、幅80mm未満のものについては、受渡当事者間の協定による。長さが2m未満の場合は、次の式で計算してもよい。
C2=(l2/l12×C1
ここに、
C2 : 横曲がりの許容差(mm)
C1 : 4mm
2 : 2mm未満の長さ(m)
1 : 2m

注(1) 横曲がりとは、長さの方向に対する左右のわん曲をいい、図1 のように測る。だだし、両端1mをのぞく。なお、横曲がりは、注文者の要求のある場合に適用する。
図1 みがき特殊帯鋼の横曲がり
図1 みがき特殊帯鋼の横曲がり


9.5 長さの許容差
みがき特殊帯鋼からせん断した切板の長さの許容差は、表6 による。
表6 長さの許容差 (単位:mm)
長さ 長さの許容差
幅200未満 幅200以上
500未満
2000未満 +5
0
+10
0
2000以上 4000未満 +10
0
+20
0
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備考1.表6の許容差の値は、厚さ0.5mm以上のものに適用する。
備考2.厚さ0.5mm未満及び長さ4000mm以上のものについては、受渡当事者間の協定による。



10.試験

10.1 分析試験
10.1.1 分析試験の一般事項
みがき特殊帯鋼の化学成分は、通常、溶綱分析によって求め、分析試験の一般事項は、JIS G 0404 の 8.(化学成分) による。
10.1.2 分析試料の採り方
分析試料の採り方は、次による。
  1. 溶綱分析 : 溶綱分析試料の採り方は、JIS G 0404 の 8.(化学成分) による。
  2. 製品分析 : 注文者が製品分析を要求する場合の製品分析試料の採り方は、JIS G 0321 の 4.(分析用試料採取方法) による。
10.1.3 分析方法
溶鋼分析は、JIS G 0320 によって行い、製品分析は、JIS G 0321 によって行う。

10.2 硬さ試験
10.2.1 供試材の採り方及び試験片の数
硬さ試験の供試材は、同一溶鋼、同一熱処理ロット、同一寸法ごとに1個採り、供試材1個から試験片1個を採取する。
10.2.2 試験方法
試験方法は、JIS Z 2244 による。

10.3 顕微鏡組織試験
顕微鏡組織試験の供試材の採り方及び試験片の数並びに試験方法は、受渡当事者間の協定による。

10.4 脱炭試験
10.4.1 供試材の採り方及び試験片の数
脱炭試験の供試材の採り方及び試験片の数は、10.2.1 に準じる。
10.4.2 試験方法
試験方法は、JIS G 0558 による。
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11.検査

検査は、次による。
  1. 検査の一般事項は、JIS G 0404 による。
  2. 化学成分は、5.に適合しなければならない。
  3. 硬さは、6.に適合しなければならない。
  4. 内部品質は、7.に適合しなければならない。
  5. 外観は、8.に適合しなければならない。
  6. 寸法は、9.に適合しなければならない。


12.表示

検査に合格したみがき特殊帯鋼は、1包装ごとに次の事項を表示する。ただし、注文者の承認を得る場合は、その一部を省略してもよい。なお、質量については出荷ロットごとでよい。
  1. 種類の記号
  2. 寸法
  3. 厚さ許容差の区分
  4. 製造番号又は検査番号
  5. 質量
  6. 製造業者名又はその略称


13.報告

報告は、JIS G 0404 の 13.(報告) による。あらかじめ注文者の要求がある場合には、JIS G 0415 による検査文書を提出しなければならない。検査文書の種類は、特に指定のない場合、JIS G 0415 の 表1(検査文書の総括表) の 記号2.3(受渡試験報告書) 又は 3.1.B(検査証明書3.1.B) とする。

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【付表1 引用規格】
  • JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
  • JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
  • JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
  • JIS G 0415 鋼及び鋼製品 - 検査文書
  • JIS G 0558 鋼の脱炭層深さの測定方法
  • JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験 - 試験方法




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